奥多摩・生藤山から陣馬山 ルートガイド

ルートガイド Route Guide


奥多摩・生藤山から陣馬山/山女子クラブおすすめトレッキングガイド

奥多摩最南端の生藤山からハイキングに人気の陣馬山へ至る縦走登山入門ルート

──奥多摩山域の南の端に位置する生藤山は、その南面の山麓に由緒ある軍刀利神社をいだく、知る人ぞ知るパワースポットです。生藤山から醍醐丸までの稜線歩きも、山岳耐久レースの草分け「ハセツネカップ」のコースの一部でもあり魅力の一つ。ルートのところどころから富士山がよく見えるなど、縦走登山に一歩踏み出そうとする健脚の初心者には楽しみがたくさん隠されたルートといえるでしょう。

山行形態:日帰り
体力グレード:★★    技術グレード:★
歩行時間:5時間
標高:990m
登行標高差:540m(井戸バス停・標高450mから)、下降630m(和田バス停・標高360m)
山域:奥高尾・奥多摩
都道府県:東京都・神奈川県・山梨県
地図:2万5千分の1地形図「五日市」「与瀬」(国土地理院)、山と高原地図28「高尾・陣馬」(昭文社)


登山口へのアプローチ JR中央線「上野原駅」南口から富士急山梨バス「井戸」行きに乗車し終点「井戸」バス停下車。

 富士急山梨バス「井戸」行き時刻表 
JR上野原駅発(午前分のみ抜粋)  運賃:400円
平日   8:35  9:43
土・休日 8:14  8:35   9:29   9:48
富士急山梨バス時刻表リンク

  下山のJR藤野駅行きバス時刻表  
和田バス停発(午後分のみ抜粋)  運賃:250円
平日   14:00 14:51 15:47 17:10 18:20 19:06
土・休日 13:42 14:32 15:42 17:06 19:07
神奈川中央交通バス時刻表検索ページリンク

▼エレベーター棟と駅前広場の完成でタクシー、路線バスの乗り場が広くなった上野原駅

▼バス停脇に簡易トイレと水道があります


《井戸バス停から軍刀利神社まで》 区間歩行時間30分
井戸バス停==10分==参道入口==20分==軍刀利神社
・井戸バス停に簡易トイレと水道があります。
・晴れていればバス停から軍刀利神社入口までの県道から南東方向に富士山が見えます。
・軍刀利神社の社務所から100mほど奥にも参拝者用の公衆トイレがあります。
バスで走ってきたバス停前の県道を北に向かって進みます。左後ろ(南東)に晴れて条件が良ければ富士山が見えてきます。そのまま500mほど進むと県道が左に急カーブする手前から直進方向に細い道路があり、その二股に「軍刀利神社入口」の立て看板があります。細い道に入ると小さい橋を渡り、突き当たりを右へ細い道を登ります。曲がり角の右にも大きく「軍刀利神社入口」と刻まれた石の標柱が立っています。あとは道なりに登って行くと、鳥居をくぐり、左側の神社の社務所を過ぎ、左側のトイレを過ぎると右側に軍刀利神社本殿への石段があります。

▼橋を渡って右折後は川を左手に進みます。一の鳥居手前あたりで振り返って撮影

▼第一の鳥居、ここからは軍刀利神社の神域です

▼社務所は例大祭など行事がない限り閉まっています

▼第二の鳥居から本殿へ上がる石段。左手前の「厠」からしばらくトイレはありません

▼拝殿の奥に大屋根で保護された本殿が。裏手のこの道が奥の院と登山道へ続きます


《軍刀利神社から生藤山まで》 区間歩行時間60分
軍刀利神社本殿==5分==奥の院(登山道入口)==40分==鎌沢分岐==10分==三国山==5分==生藤山
・軍刀利神社は知る人ぞ知るパワースポットです。奥の院の御神木「大桂」は樹齢500年ともいうカツラの大木で一見の価値があります。
・鎌沢からの尾根道と合流する分岐までは小一時間の急な登りが続きます。
・この区間の急登をクリアすればあとはなだらかなアップダウンと下りが主となるコースです。

▼本殿裏から奥之院に向かって進むと第三の鳥居の奥に堰堤が見えてきます

▼鳥居をくぐって振り返ると堰堤を高巻く登山道が

▼堰堤を越え奥之院の裏から急登のジグザグ道が始まります

▼急登が終わり鎌沢からの尾根道にぶつかります。左へ進みます

▼緩やかな登り道で三頭山方面からの稜線にぶつかります。稜線は南南東に右折

▼三国山に到着。文字通りここは東京、神奈川、山梨の境界に位置しています

▼三国山から生藤山はわずか150mの距離。巻き道があるので間違って巻いてしまわないで

▼生藤山の頂上は狭く、眺望もわずかですが晴れていれば富士山が見えます


《生藤山から和田峠まで》 区間歩行時間120分
生藤山==10分==茅丸(1019mピーク)==25分==連行峰(連行山)==25分==山の神==30分==醍醐峠==30分==和田峠
・わずかなアップダウンがありますが、次第に高度が下がっていく区間でドンドン進めます。およそ300mの高度差を下ります。
この辺りは山頂も森林帯にありますので、あまり展望が良くないです。
・ピークのいくつかは巻き道を利用して巻いてしまえば時間短縮が可能です。
・和田峠には売店と公衆トイレがあります。陣馬山までは登り30分かかります。

▼生藤山からは茅丸(1,019m、巻き道あり)のほかいくつかアップダウンがあります

▼醍醐丸手前の小ピークにも巻き道があります

▼ルート中いちばん大きな巻き道で醍醐丸も巻くことができます

▼醍醐峠から少しの登り返しであとは和田峠まで下りです

▼ここから林道に合流し100mで和田峠です

▼和田峠に到着です。売店やトイレがあります。陣馬山まではあと30分程度の登りです


《和田峠から陣馬山を経て和田バス停まで》 区間歩行時間90分
和田峠==30分==陣馬山山頂==30分==一ノ尾尾根・和田バス停への第2分岐==30分==和田バス停
ここから陣馬山へのルートは、ふた通りありますが時間はほとんど同じです。右は階段になっているので左側の道の方が楽です。
・陣馬山山頂からの眺望は富士山、丹沢、湘南方面から都心方面までかなり広範囲に見渡せて絶好のビューポイントです。
・陣馬山山頂には売店やトイレもあって公園のようなベンチとテーブルもたくさんあります。人が多いのが欠点。
・和田バス停までは危険はありませんが、複数のルートがあるので地図と道標で最短ルートをよく確認しましょう。

▼陣馬山山頂まではおよそ30分で高度差150mほど。緩やかな登り返しです

▼広々した山頂には公園のように立派なトイレも。ゆっくり休めます

▼条件が良ければ都心まで見渡せる眺望の良さも陣馬山の人気のヒミツ

▼横浜方面もよく見えます

▼生藤山もよく見えるので、辿ってきた道のりの距離を感じることができるでしょう

▼和田バス停までは下り1時間です。危険な箇所はありませんが最後まで注意

▼陣馬山からの下山ルートは何通りもあります。和田バス停が最短の下山口

▼和田峠からの県道に出ればあとはバス停まで道路歩き、あと一息

▼神奈川中央交通の「藤野駅」行きバスでおよそ20分です


ポイント:低山なので真夏には熱中症対策を万全にして登りましょう。冬は落葉で眺望がよくなるのでさらにおすすめです。時間設定に余裕を持たせるには、上野原から始発のバスに乗ることをおすすめします。
おねがい:ガイドの情報は取材当時のもので、可能な限り更新してく予定ですが、読者の登山計画に対する責任を負うものではありません。ルートの状況は時間とともに変化していくものとご理解のうえで、必要に応じて他のガイド情報や現地に問い合わせるなどして、実際の登山は自己責任で実施してください。
2018.9.8踏査

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