湘南平塚教室 実地講習 第6回「山の天候判断を学ぶ」【箱根・金時山】
9月23日(土)に実施した、湘南平塚教室の第6回実地講習「金時山」をフォトアルバムでレポートします。
前日の金曜日はかなり強い雨が終日降り続きました。午前中までは雨が残るかと思われましたが、出発までには雨も上がりました。
箱根湯本駅に集合するころには、雨は上がったものの、まだまだ空一面を雲が埋め尽くし晴れそうもありませんでした。
しかしバスでスタート地点へ向かう途中から天気は順調に回復し青空がのぞき始めました。
スタートを乙女峠から金時神社登山口に変更し、トイレも済ませ出発の準備を整えるとまずは歩き方の復習から
神社脇から登山道へと進みます。すこし日も差して来ました
登山道も水たまりやぬかるみもなく歩きやすい、悪くないコンディションです
登りの途中で樹間から仙石原のゴルフ場や芦ノ湖がよく見えました
さっそく地図とコンパスを取り出してまずは目で見て分かる目標物をさがします
コンパスで目標の角度をはかり地図上で自分たちのいる位置を確認
ヤマジノホトトギス
眼下に仙石原の街が見え、その奥には大湧谷が見えます。これも地図上で目標物としてさがしやすい地形と言えます
仙石原の街の中心部から矢倉峠を経て登ってくる道とここで合流します。標高も1,000mを超えています
ここまで疲れないようにゆっくり確実に登って来ました。あと少し最後のひと登りです。
シオガマギク
頂上の手前には数カ所の小さな岩場があります。手まで使って三点支持で注意しながら通過しましょう
木々の向こうに空が見えれば頂上に到着です
まだ空にはビッシリと厚い雨雲が垂れ込めています。自分自身が高度1,212mの山頂にいるので雲を低く感じます
時間とともに雲が流れて、目の前に富士山が姿をあらわしました
せっかく姿を見せてくれた富士山が再び雲に隠れてしまわないうちに、富士をバックに記念写真をパチリ
山女子クラブのサポートスタッフ、豊島区おとこの娘モデルの奏かおるデス。わたしも富士山バックに記念写真を撮ってもらいました
箱根のゴルフ場や芦ノ湖もさっきよりクッキリ見えて来ました。箱根山の向こうには駿河湾の海も見えます
頂上のすぐ下には先ほど登って来た岩場もあります。気を引き締めて慎重に下ります
取り付けられたロープも補助として慎重に後ろ向きで足場を確かめながら一歩ずつ下りてください
危険な箇所を過ぎたあとは真っ直ぐに仙石原へと下る尾根上から、ふたたび大湧谷の噴煙が見えました
展望がひらけた足下の安定した場所では、地図を出して目に見えるものや地形を観察するとよいでしょう
思わぬ注意書きに緊張が走りました。
前回同様、矢倉峠を経て仙石原に下るコースで全員無事下山しました
▶︎山女子クラブ・OFFICIALサポートスタッフ/奏かおるのひとことレポート
今回は自身2度目の金時山でした。前回は雨模様、
今回のテーマは「天気」ということで、
奏かおる(Kanade Kaoru):熊本県出身/熊本大学工学部卒業。技術系企業に就職したが、セクシュアル・マイノリティである自分が自分らしく生きられる居場所をさがして転進。東京・池袋で“豊島区おとこの娘モデル”としてタレント活動をスタート。ファッションショー、動画番組出演、ダンサー、歌手、祭り参加など型にはまらないマルチな活動で自分を表現する道を探している。心は乙女だが強靭な体力を持つ。2016年2〜3月、郷里熊本をママチャリで往復するという企画にチャレンジ。1カ月で往復成功。直後に地震が熊本を襲うと、今度は震災で傷ついた故郷を元気づけようと、徒歩での熊本応援旅を企画。道中各地で熊本への応援メッセージを集めながら2ヵ月間で思いを届ける。今年もママチャリで熊本往復を準備中。ブログ「かなでるわぁるど」https://ameblo.jp/ultimateno1boysgirl/