レポート 初心者登山教室TOKYO池袋 机上講習③「地図読みと自然観察」

11月28日(水)に山女子クラブ・YJCトレッキングベースで開催した机上講習のレポートです。

山女子クラブ初心者登山教室は、これから山登りを始めたいという未経験者や、登り始めて間もない初心者の方を対象に、知っておいた方が良い基礎的な知識や技術を取り上げ、机上講習と実地講習で効率よく学んで着実に身につけてもらおうという講座です。

今回の「地図読み」講習は多くのみなさんが苦手とするテーマですが、その必要性を感じておられるのか非常に関心の高いテーマの一つです。少々退屈なお話も、小学校の社会科や理科のレベルの知識ですから、しっかりおさらいです。地図に記入されている地図記号は、自分がいる場所を地図上で確かめる時、目印になるものですから絶対に知っておく必要があります。地形を表したり高度を示す等高線も日頃から慣れておくことが大切です。等高線を見て尾根や谷を読み取ることも繰り返し練習して慣れるしかありません。机上講習では、その基本を説明させていただきました。

▼日本全国の地形図が誰でも入手できる国土地理院の電子国土WEBの利用法をご紹介しました

地図と同様にみなさん苦手意識が強いコンパスも、理解するポイントは単純なことです。見えている山の名前を知りたい時も、これから向かおうとしている山がどれか見極めるためにも、分かれ道で正しいルートを選ぶ時にも、全て、今いる位置から、北を基準として何度の方角に当たるのかということ。コンパスはこれを測る道具なのです。これも練習を繰り返して慣れれば良いだけです。

▼地形や周囲のものから現在地を特定。そこから目標物がどの方角にあるかを知ることがすべてです

山女子クラブでは「SILVA No.3」というプレートタイプのオリエンテーリング用コンパスをお薦めしています。これを使うとかなりの精度で必要な角度を測ることができます。山女子クラブの教室でも2割引で販売しています。大切に使えば壊れることはありません。事実、40年以上前に購入した物が現役で使えています。

コンパスとあわせて使うと心強いのが高度計です。高度計は気圧計を応用したものなので、使う時に補正が必要ですが、気圧が計れることで天気の予測にも大いに力を発揮します。カシオのPROTREKは人気のG-SHOCKによく似たデザインで、コンパクトながら高度計だけでなく、方位や温度もわかる「トリプルセンサーVer.3」を搭載したスグレモノ。ソーラー充電でバッテリー切れの心配もなく、CASIOらしいモノづくりで機能はシンプルですがタフ。まさに登山のために作られたリストウォッチなのです。

▼山女子クラブでは地図読みの実地講習にPROTREKもあわせて体験していただきます

地図読みとコンパスはわかってしまえば単純なことですが、今回の机上講習1回だけでは完全には理解できていないかもしれません。技術や知識は使わないと忘れるからです。実地講習で繰り返し練習して簡単な使い方から徐々に身につけましょう。

夏では見通しの効かなかった低山の頂上もこれからの季節は冬枯れて落葉するので地形も把握しやすく、景色も大気が澄んできて遠くの山までクッキリとよく見えます。冬こそ地図読み練習にピッタリの季節です。山女子クラブの初心者登山教室は、この冬の12月・1月に繰り返し地図読み講習会(実地)を企画しています。実際に山のなかで地図とコンパスを見比べて歩くのは楽しいものですよ。ぜひ冬の間に地図とコンパスに強くなってしまいましょう!

【2019WINTER地図読み講習スケジュール】
◾️12/8sat 秩父・武甲山
◾️12/9sun 三浦・大楠山
◾️12/20thu 高尾山
◾️1/9wed 地図読み専科(池袋机上)
◾️1/19sat 相模湖・矢ノ音
◾️1/20sun 丹沢・鍋割山
◾️1/23wed 相模湖・矢ノ音

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