レポート 初心者登山教室「地図読み講習」【鎌倉】
2019年最後の初心者登山教室は鎌倉で地図読みの初級実践教室を行いました。
県道金沢鎌倉線を鎌倉駅からバスで行くと鎌倉霊園手前に「十二所神社」のバス停があります。ここ十二所から鎌倉霊園と天園ハイキングコースの尾根に挟まれた北へ伸びる谷があります。今回はこの谷筋、沢を辿って、その奥の天園や大平山へと到る番場ヶ谷ルートを地形図と比較しながら歩いてみました。
▲谷沿いの小道を登っていきます
▲小さいけれどわずかに水が流れています。ときには谷底の流れを渡ることもあります
▲流れを辿るように登ると次第に傾斜が増して最後は山の稜線へ至ります
谷に沿って登る登り方は、登山では沢登りと言います。低い山や全体としてはなだらかに見える山でも、谷筋には滝があったり岩場が多いのが普通で、危険箇所も多く含まれる場合が多く、技術的に難しいジャンルとされています。
けれども、ここ鎌倉の緩やかな谷には危険箇所もほとんどなく安心して登ることができます。ただし、夏場は暑いしヤブと化し、虫やマムシなどの蛇も出るのでお勧めできません。冬だから楽しめる鎌倉の秘境ですが、標高差も100mちょっとしかないので、2時間程度のハイキングです。
▲天園の近くに出て休憩しました。ゼリー状で喉を通りやすくエネルギーも補給できる「アミノバイタル®️パーフェクトエネルギー」は日帰りハイキングの行動食に効果的
▲展望の効く広場から周囲の景色を見て地形図で確認してみます
▲次なる目的地「百八やぐら」に向かいます。頭上に送電線が通る場所では地形図で現在地を特定します
▲地形図には送電線が書かれてあり、明瞭な尾根上や登山道などと交差する場所は特定できます
▲いま辿っている登山道との交差地点が現在地です
▲この辺り大むかしは海の中。地層を観察できる場所は自然観察の楽しみでもあります
▲剥き出しの地層の洞窟に無数の仏像や五輪塔が安置されているやぐら群があります
▲覚園寺の裏山にひっそりとあるやぐら群です。仏像には首がないものが多い
▲歴史を感じるものに多く出会える鎌倉の日帰りハイキングでした